2025-12

ruriko本編(ピルとその周辺ブログとコメントのアーカイブ本体)

ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ123

日本で広く共有されてきた「堕胎罪廃止こそフェミニズム」という言説を、中絶合法化の歴史的意味=闇堕胎から安全な医療中絶への転換という観点から批判的に読み直している。フランスの家族計画運動や343人宣言から始まる40年の蓄積と、避妊・中絶の無料化のプロセスを年表で示しつつ、日本では高額な中絶費用と避妊アクセスの悪さが放置されたまま、自己堕胎を事実上容認する方向へ議論がねじれていることを指摘し、中ピ連の「身体・弱者・行動」路線を捨てた結果としてのフェミニズムのガラパゴス化を描き出している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ122

ノルエチステロン5mg製剤ノアルテンをめぐる「mini-pillではない/血栓リスクが高い」という批判を、薬理学的エビデンスと日本のピル不毛状況の両面から検証している。エチニルエストラジオールへの変換量データ、LancetやBJOGなどの論文を踏まえつつ、日量5mgで低用量ピルと同等リスクとみなす根拠の弱さを整理し、「異端」としてあえてノアルテンを暫定ミニピルとして位置づける判断の背景にある、日本の避妊アクセスの貧困と高齢女性の切実さを可視化している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ121

ウィルコックスの古典的研究を手がかりに、月経周期と妊娠可能な6日間、精子の寿命1週間という前提、セックス頻度と妊娠確率の関係、レイプによる妊娠確率4.9%という理論値、そして緊急避妊薬の「妊娠率8%→2%」モデルの妥当性を検証し直している。ヒトが本来妊娠しにくい生物であることと、「安全日などない」という現実を両立させながら、避妊と緊急避妊をどう位置づけるべきか、生殖健康と権利の観点から考察している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ120

rurikoさんによる「菅原彩加さん被災体験の事実関係について」を全文アーカイブし、CNN報道・NPOプレスリリース・追悼式スピーチなど一次資料と二次資料を整理しながら、被災者バッシングがどのように誤報とステレオタイプから生まれたのかを検証している。あわせて、理不尽な中傷から個人の証言を守ろうとする姿勢が、のちの私のリプロダクティブ・ライツ運動やネット空間での実践とどのようにつながっていくのかも、思想史の一部として位置づけている。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ119

Menjoyの「実はこんなにリスキーだった!アフターピル体験談」を精査し、ヤッペ法とノルレボによる緊急避妊が混同されながら、副作用の誇張と「心掛けの悪い女には罰」という自己責任論がセットで流通していた時代の空気を検証している。緊急避妊アクセスに高いバリアを正当化し、市販薬化を遠ざける世論形成装置として、こうした“体験談”がどう機能していたのかを示す史料である。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ118

「ドラッグストアで買える緊急避妊薬」キャンペーンに賛同してくれた人々の一覧を、ノルレボ市販化運動がどのように少しずつ支持を集めていったのかを示す史料としてアーカイブしている。RTやFAVではなく「賛成」と名乗り出てもらう形式で集めた賛同の声は、日本のリプロダクティブライツ運動の手触りある足跡でもある。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ117

ノルレボ市販化キャンペーン記事の転載に寄せられた「バカなヤリマン女には罰が当たればいい」というコメントを、2010年代中盤の日本社会における性と貧困と自己責任の価値観の縮図として記録している。旧Twitterで浴びた同種の反応や、フェミニズム嫌悪のツイッターレディースによる「貧乏はセックスするな」論との応酬も踏まえ、リプロダクティブライツ議論の前提にあった空気を可視化する試みである。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ116

ノルレボをドラッグストアで買えるようにするキャンペーンの趣旨を整理しながら、日本の緊急避妊薬アクセスがいかに高価格と制度によって制限されているかを描き出している。副作用の問題、中用量ピル乱用の構造、リプロダクティブライツとしての避妊アクセスの重要性を具体的な数字と比較を通じて示した記録である。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ115

アメリカのタイトル・テンによる町の保健室と日本の「女性の健康の包括的支援法」を対比しながら、日本になぜ女性のための町の保健室が生まれなかったのかを検証している。避妊支援法の不在、産婦人科アレルギー、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの社会運動としての基盤の欠如について整理し、真に必要な制度像を描き出した。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ114

アベノミクスが掲げる女性活用政策と「女性の健康の包括的支援に関する法律」を対比しながら、産む性としての女性の現実を誰がどう引き受けるべきかを検討している。労働条件の不利やセクシャルヘルス/ライツへの侵害、そして「女性医療」が果たす幻想の役割についても整理した。