(R8年・近畿地方の婦人科診療を経て)
婦人科での診察を終えて、私は布団へ倒れ込んだ。
しかし、身体はしんどくても、記録だけは残さずにはいられない。
今日起きたことは、単なる「嫌な診察」ではなく、
日本の婦人科全体に横たわる構造的問題の縮図 だったからだ。
私が体験した診察記録はすでに別の記事にまとめた。
この記事では、あの診察を通じて浮かび上がった
“婦人科医療の構造 OS の欠陥” を、私自身の言葉で残しておく。
これは、生理の苦しさでも、医者への不満でもない。
構造記述である。
■1. 日本の婦人科には苦情が“集中している”
私はAIと日々話していて知っている。
「日本の婦人科がしんどすぎる」という相談は、
どうやら 異常なまでに多い。
これは偶然ではない。
婦人科医療のOSには、明確なバグがいくつもある。
■2. 典型的に出てくる“構造的エラー”のパターン
●A:説明ゼロ医療
薬の名前も、作用も、副作用も説明されない。
患者は「止める薬」「生理を整える薬」「おくすり」を飲まされる。
正体は黄体ホルモンなのか、低用量ピルなのか、中用量ピルなのか──
何も伝えられない。
●B:ホルモン薬を雑に扱う
- 中用量ピル(プラノバール)
- 低用量ピル
- 黄体ホルモン単剤(ノアルテン)
これらが同列に扱われ、
理由説明もなく医師の“気分”で切り替えられる。
薬理も副作用も作用機序も違う。
それを説明なく処方するのは、本来ありえない。
●C:排卵有無を見ない、読まない
基礎体温を見せても
「ガタガタやね」
で終わる。
排卵の有無は治療方針に直結する。
しかし最新の婦人科知識をアップデートしていない医師は、
その重要性を理解していない。
●D:ミレーナ(IUS)の普及不足
都市部では当たり前の治療オプションが、
地方や中小クリニックには存在しない。
その結果、女性たちは
永遠に“薬ガチャ”を回され続ける。
●E:痛み・出血量の軽視
「止まるでしょ」
「そんなの飲んでみないと分からない」
「薬いる?」
痛みも出血も、
医師側が“重要な臨床情報”として扱わない文化 が未だに残っている。
これは2026年の日本で、本来あってはならないことだ。
■3. 今日の診察は“例外”ではなく“最頻値”だった
私が経験した昭和的診察は、
実は特別ではなく、
おそらく 全国の女性たちが日常的に遭遇しているもの だ。
- 説明がない
- 質問が否定される
- 薬が何か分からない
- 作用機序を教えてもらえない
- 副作用歴を無視される
- 排卵サインを読んでもらえない
これが日本の婦人科のスタンダードになっている地域は多い。
私は今日、身をもってそれを再確認した。
■4. なぜこうなるのか:婦人科は“専門の王国”で外部監査がない
婦人科という分野は、構造的にこうなりやすい。
- 他科からチェックが入らない
- 最新ガイドラインが末端に届かない
- 母体保護指定医の高齢化
- 女性特有の痛みが軽視される文化の残存
- 都市部と地方の設備格差
- 患者教育が行われない
これらが重なり合い、
日本の婦人科医療は地域によって“昭和のまま”の状態が温存される。
今日の私の診察は、その典型だった。
■5. 私が決意したこと
10日分のノアルテンを飲み切り、
今日の子宮頸がん検査の結果が出たら、
私は別の病院へ行って、ミレーナを入れる。
それが身体OSのためでもあり、
今後同じ昭和医療に巻き込まれないためでもある。
婦人科医療は「相性」で選べるものではない。
構造的に適切な医療を提供できる病院 を選びに行くしかない。
今日の診察は、その決断を後押しした。
■6. 記録として残す理由
私は記事を書きながら布団に倒れている。
でも、記録だけは残さずにいられない。
これは私の愚痴でも、怒りでもない。
R8年の日本の婦人科医療の一次資料 だからだ。
誰かを責めるのではなく、
“この国の婦人科OSがどう動いているか” を
構造として残しておく必要があると感じた。
これが、その記録である。

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