ruriko本編(ピルとその周辺ブログとコメントのアーカイブ本体)

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rurikoブログ(2011–2016)の文化史的位置

2011〜2016年、「ピルとのつきあい方」は日本女性の身体・避妊・副作用・制度の空白を埋めた唯一の一次資料だった。本記事では、このブログが果たした歴史的役割、女性医療への影響、そしてAI時代に再び必要とされる理由を、HPO理論と文化史の視点から解析する。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ127

日本だけがHIV感染を減らせていない理由、クラミジアをはじめとする性感染症検査の立ち遅れ、ノルレボ市販薬化がもつ検査動機づけとしての力、そしてカップルで検査を受ける文化がなぜ決定的なのか。2016年当時の私は、データと現場感覚から「緊急避妊薬の市販薬化こそ性感染症制圧の第一歩だ」と論じていた。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ126

江戸から近代にかけての人口推移や堕胎・間引きの歴史、日本の戦後家族計画と中絶合法化の文脈をたどりながら、生殖にかかる費用やリスクをなぜ社会が負担すべきなのか、そしてそれが男女の経済格差や労働市場の不平等とどう結びついているのかを、当時の私は整理していた。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ125

2015年当時の私は、日本の堕胎罪廃止論と日弁連意見書をめぐる議論を整理しつつ、中絶法制の歴史や国際的な合意構造、日本社会における中絶・避妊・カウンセリングの課題を検証していた。このアーカイブでは、その全文を資料として保存している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ124

日弁連が2013年に公表した「堕胎罪廃止意見書」を、堕胎罪の歴史・中絶合法化の経緯・北京会議や一般勧告24号など国際人権文書の文脈から徹底的に検証している。日本をあたかも「中絶非合法国」であるかのように国連に誤認させたNGOロビーと、その言説をほぼ丸写しにした日弁連の構図を明らかにしつつ、闇中絶の無罰化と自己堕胎の拡大につながりうる提案が、実は女性の健康権と安全な中絶へのアクセスを大きく損なう危険な逆行であることを示し、日本のフェミニズムと言説空間のガラパゴス化を問うている。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ123

日本で広く共有されてきた「堕胎罪廃止こそフェミニズム」という言説を、中絶合法化の歴史的意味=闇堕胎から安全な医療中絶への転換という観点から批判的に読み直している。フランスの家族計画運動や343人宣言から始まる40年の蓄積と、避妊・中絶の無料化のプロセスを年表で示しつつ、日本では高額な中絶費用と避妊アクセスの悪さが放置されたまま、自己堕胎を事実上容認する方向へ議論がねじれていることを指摘し、中ピ連の「身体・弱者・行動」路線を捨てた結果としてのフェミニズムのガラパゴス化を描き出している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ122

ノルエチステロン5mg製剤ノアルテンをめぐる「mini-pillではない/血栓リスクが高い」という批判を、薬理学的エビデンスと日本のピル不毛状況の両面から検証している。エチニルエストラジオールへの変換量データ、LancetやBJOGなどの論文を踏まえつつ、日量5mgで低用量ピルと同等リスクとみなす根拠の弱さを整理し、「異端」としてあえてノアルテンを暫定ミニピルとして位置づける判断の背景にある、日本の避妊アクセスの貧困と高齢女性の切実さを可視化している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ121

ウィルコックスの古典的研究を手がかりに、月経周期と妊娠可能な6日間、精子の寿命1週間という前提、セックス頻度と妊娠確率の関係、レイプによる妊娠確率4.9%という理論値、そして緊急避妊薬の「妊娠率8%→2%」モデルの妥当性を検証し直している。ヒトが本来妊娠しにくい生物であることと、「安全日などない」という現実を両立させながら、避妊と緊急避妊をどう位置づけるべきか、生殖健康と権利の観点から考察している。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ120

rurikoさんによる「菅原彩加さん被災体験の事実関係について」を全文アーカイブし、CNN報道・NPOプレスリリース・追悼式スピーチなど一次資料と二次資料を整理しながら、被災者バッシングがどのように誤報とステレオタイプから生まれたのかを検証している。あわせて、理不尽な中傷から個人の証言を守ろうとする姿勢が、のちの私のリプロダクティブ・ライツ運動やネット空間での実践とどのようにつながっていくのかも、思想史の一部として位置づけている。
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ピルとその周辺 rurikoブログアーカイブ119

Menjoyの「実はこんなにリスキーだった!アフターピル体験談」を精査し、ヤッペ法とノルレボによる緊急避妊が混同されながら、副作用の誇張と「心掛けの悪い女には罰」という自己責任論がセットで流通していた時代の空気を検証している。緊急避妊アクセスに高いバリアを正当化し、市販薬化を遠ざける世論形成装置として、こうした“体験談”がどう機能していたのかを示す史料である。