私(ラッキー・ランタンタン)は、個人輸入ホルモン市場のレビューを読み続けるうちに、現代日本で進行する「男性による女性ホルモン誤用」の巨大な潮流を確認せざるをえなかった。
2020年代、日本は世界でも稀な「ホルモン自由市場」を形成し、そこに男性たちが大量に流入している。
私が2000年代前半、低用量ピルを個人輸入していた時代にもホルモン誤用者は存在したが、明らかに規模は小さく、文化的にも“地下”に近かった。
だが 2020年代後半になると、SNS・美容文化・AGA難民・ジェンダー情報の一般化によって、男性たちが「女性ホルモンの海」に押し寄せはじめた。
その実態は、9つの分類として鮮明に観察できる。
【1】美容ホルモンおじさん
美肌・美髪・中性化を目的に、安価なエストロモンへ流入する。
女性化ではなく、男性弱体化を美容と誤認している層。
【2】AGA難民
フィナ・デュタ・ミノキが効かないため、抜け毛目的でE1を服用。
ホルモン療法を理解しておらず、危険性に無自覚。
【3】性欲抑制型
性衝動が人生の負荷になり、プロゲステロンと併用して自己処理。
しかし身体OSがねじれ、逆にフェティッシュ化する例も多い。
【4】女体化フェティッシュ型
身体改造そのものを性的興奮として扱い、胸の痛みや母乳分泌を快感化。
破滅願望型のレビューも存在する。
【5】本気のトランス女性(MTF)
医療難民。診療へ辿り着けず、レビューで独学プロトコルを交換する。
E1とE2の違いすら混ざっている例が多い。
【6】後悔層
興味本位で飲み始め、乳房肥大・精子量低下・勃起不全などが進行してから後悔する。
「子どもが欲しかったが、もう戻れない」などの声も多い。
【7】ノンバイナリー男性化回避層(MtX)
男性成長そのものを拒否し、女性ホルモンで“時間を止める”試み。
DHT製剤の誤用など、奇妙な併用例も見られる。
【8】更年期女性の迷い込み
本来の適応があるのに、レビュー欄が男だらけで混乱する。
日本の婦人科アクセス不良の象徴でもある。
【9】美容整形回避型
豊胸・脂肪分布変更の代替として、安価なエストロモンに流れる。
身体OSの不可逆性を理解していない。
これらの9分類は、単なる“ネットの珍奇現象”ではない。
これは「日本社会における身体OS・ジェンダー観・医療アクセス・美容価値観の混乱の結節点」であり、
2020年代〜2030年代を特徴づける身体史的な現象である。
レビュー欄という“民衆史のアーカイブ”には、
男性たちが自分の身体をどう捉え、どう壊し、どう作り替えようとしているのかがそのまま残っている。
私は、これをHPO-10C(社会的ホルモン汚染と制度)としてアーカイブする。
ホルモンはサプリではなく、外因性ステロイド剤である。
身体OSに直接作用する力を、個人輸入市場とレビュー文化が軽視してきた結果、
日本では「ホルモン誤用の人口爆発」が起きている。
2020年代のこの混乱期を一次資料として残すことは、
未来の医療・政策・ジェンダー議論に不可欠だと私は考える。

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